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英語初心者の定義とは?現在地の確かめ方と学習の始め方

英語初心者という言葉に、決まった一つの基準があるわけではありません。単語や文法をある程度知っていても、会話になると言葉が出ない人もいます。自分の現在地を知るには、知識の量だけでなく、英語を聞いたり話したりした経験も含めて考える必要があります。

英語初心者とはどんな状態か

英語初心者は、学校で習った内容をすべて忘れている人だけを指す言葉ではありません。英文を読めても会話は苦手、単語は知っていても文章を作れないなど、つまずく場所は人によって異なります。

資格試験の点数や学習年数だけで判断せず、実際に英語を使う場面で何ができるかを見てみましょう。自己紹介ができる、簡単な質問を聞き取れる、短い案内を読めるなど、技能ごとに確認すると現在の状態が分かりやすくなります。

単語や文法の知識だけで決めない

単語や文法を多く知っていることは、英語を理解する土台になります。知識があっても、文章を組み立てるまでに時間がかかる場合や、相手を前にすると話せなくなる場合があります。反対に、文法の説明は苦手でも、知っている表現を使って会話を進められる人もいます。

初心者かどうかを考える際は、問題集の正解数だけでなく、知っている英語を実際に使えるかも確かめてください。たとえば、「昨日何をしたか」「好きな食べ物は何か」といった身近な内容を二、三文で話せるか試します。

知識の量と、知識を使う力は分けて考えると、自分に足りない練習を見つけやすくなります。単語を知らないなら語彙を増やし、言葉が出ないなら短い文を口にする練習へ時間を回しましょう。

聞く話すへの慣れも見ておく

英文を目で読むと理解できても、音で聞くと分からないことがあります。英語は単語同士がつながったり、一部の音が弱く発音されたりするため、文字で見た印象と実際の聞こえ方が異なるからです。

話すときも、頭の中で文法を考えているうちに会話が先へ進むことがあります。正しい英文を作る力だけでなく、短い返事をすぐ返す経験も必要です。「Yes」「I see」「Could you say that again?」など、会話を止めない表現から覚えてみてください。

聞くことや話すことに慣れていないなら、知識があっても初心者向けの練習から始めて構いません。簡単な英語を繰り返し聞き、自分でも声に出す時間を作ると、文字と音を結び付けやすくなります。

初心者が最初に整えたいこと

英語を始めるときに、単語、文法、リスニング、発音をすべて同時に進めようとすると、何から手を付ければよいか分からなくなります。最初は、自分が英語を使いたい場面を一つ決め、その場面に必要な内容から学びましょう。

海外旅行で使いたい人と、仕事のメールを読みたい人では、優先する表現が異なります。目的が決まれば、教材や練習内容も選びやすくなります。

目標を小さく分ける

「英語を話せるようになる」という目標は範囲が広く、達成できたか判断しにくいものです。「英語で名前と仕事を言う」「店で飲み物を注文する」「一日の予定を三文で話す」など、短期間で試せる形へ分けてください。

一つの目標に必要な単語や文法も絞ります。自己紹介なら、名前、出身地、仕事、趣味に関する表現から覚えれば練習できます。関係の薄い単語まで一度に増やす必要はありません。

できるようになったかを実際に試せる目標にすると、学習の進み具合を確認できます。一つ話せるようになったら、好きな理由を加えるなど、内容を少しずつ広げていきましょう。

使う場面に近い英語から触れる

覚えた英語を使う予定がないと、単語や例文の意味を思い出しにくくなります。旅行を予定しているなら、空港、ホテル、飲食店で使う表現を選びます。仕事で必要なら、あいさつ、予定確認、簡単な報告から始めてください。

教材の例文は、自分の状況へ置き換えると口にしやすくなります。「I like tennis.」という文を覚えるだけでなく、自分の好きなものに変えて声に出します。実際に言いたい内容で練習すれば、会話でも思い出しやすくなります。

英語を使う場面がまだ決まっていない人は、朝の行動や食事、休日の予定など、毎日の出来事を題材にしてみましょう。身近な内容なら、何を話すか考える負担を減らせます。

初心者から抜け出すきっかけ

初心者から抜け出すために、難しい単語や長い文を急いで覚える必要はありません。知っている表現を使い、短いやり取りを最後まで続ける経験を増やすことから始めます。

一度でも通じた表現は、次の会話でも使いやすくなります。うまく話せなかった場面だけでなく、自分で返事ができた場面も記録しておくと、変化に気づきやすくなります。

できた会話を少しずつ増やす

最初は、あいさつを返す、名前を答える、好きなものを一つ伝える程度でも十分です。短い会話ができたら、相手へ質問を返したり、理由を一文加えたりして、やり取りを少しずつ長くします。

たとえば、「I like coffee.」と言えたら、次は「I drink it every morning.」を加えます。相手に「How about you?」と尋ねれば、自分が話すだけでなく、会話を続ける練習にもなります。

新しい表現を増やすだけでなく、すでにできた会話を広げることも上達につながります。言えなかった内容は日本語でメモし、次に使える短い英文へ直して練習してください。

まとめ

英語初心者かどうかは、単語や文法の知識だけでは決まりません。英語を聞くことや話すことへの慣れ、知っている表現を実際に使えるかも含めて考えます。最初は目標を小さく分け、自分が英語を使いたい場面に近い表現から触れてください。できた会話を少しずつ広げることで、使える英語が増えていきます。

一人で練習していると、自分の英語が相手に伝わるか確かめにくいことがあります。会話の中で短い受け答えを重ねたい場合は、もう一つの選択肢として英会話スクールを取り入れる方法もあります。自宅学習と人を相手にした練習を組み合わせ、自分に合うペースで学んでいきましょう。

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